AIはすでに非破壊検査の専門分野でも活用されています!研究開発力に定評のある台湾金属材料品管公司は、溶接部検査へのAI(人工知能)導入において重要な技術的ブレークスルーを果たし、自動判読・評価技術の開発に成功しました。溶接部検査の精度と検査効率の大幅な向上が期待されます。
産業界ではAI(人工知能)の導入が徐々に進んでいます。こうした流れの中、NDT専門事業者である台湾金属材料品管公司は慧穩科技および全友電腦(Microtek)と手を組み、三者による分野横断の協力で溶接部フィルムのAI自動判読・評価技術に共同で取り組み、台湾の経済部から研究開発費の補助を受けました。第1期計画の目標はすでに達成されたとのことで、現在の判読精度は約92%に達し、検査判読の速度は人による判読の数倍です。今後は第2期計画に着手し、2021年末の完了を見込んでいます。ビッグデータとAI(人工知能)のディープラーニングを経ることで効果はさらに顕著になり、判読精度は100%に達する見込みです。加えて、台湾のCNS、日本のJIS、米国のASMEなどの国家規格も取り入れ、検査が顧客のニーズをより満たせるようにします。
台湾金属材料品管の総経理である黃啟貞氏は、非破壊検査業界は人材と技術の継承という問題に直面していると述べています。業界では人材の継承が容易ではなく、また溶接部などの検査作業の効率を高めるため、AI技術や画像スキャンなどの業界トップ企業と手を組み、2020年3月からAI自動判読・評価に関する技術の研究開発に共同で取り組んできました。現在、第1期計画は完了して所期の目標を達成しており、直ちに第2期計画に着手します。ビッグデータとAIディープラーニングにより判読精度は100%に達すると確信しており、非破壊検査作業のニーズを満たせるだけでなく、プラント一括輸出のビジネスモデルへと発展し、国際市場へ広がる可能性もあるとしています。
政府が風力発電産業の発展を積極的に進める政策に合わせ、台湾金属材料品管公司は材料の検査サービスに加え、稼働中の風力発電ユニットのその後の検査についても、関連する検査技術と設備の研究開発に取り組んでおり、風力発電設備の検査・保守ニーズに応えられるようになります。
台湾金属材料品管は、自社開発の先進的な機器・設備を多数保有し、専門的な検査経験、技術、専門チームを擁しています。これまでにTAF国家試験所認定を計24項目取得しており、超音波探傷検査、放射線透過検査、磁粉探傷検査、浸透探傷検査、厚さ測定、渦電流探傷検査などのほか、ISO 9001、OHSAS 18000、船級協会による船級厚さ測定認証、上級資格認証、GE Supplier Qualificationなどの国際認証も取得しています。
記事の出典:https://readers.ctee.com.tw/cm/20210929/a71asa1/1147463/share
